昨今のレトロブームも相まって、さまざまな世代から改めて注目を浴びるようになった“喫茶店”。
オーソドックスでノスタルジーを感じる洋食屋ドリンクを提供する昔ながらの喫茶店の要素は、最近では流行のカフェでも取り入れられている印象です。
今回は、どこか懐かしい純喫茶メニューとハイセンスなアートを楽しめる喫茶店「アート喫茶 フライ」さんへ行ってみました。
山手通り沿いにあるレトロでおしゃれな喫茶店
多くの人で賑わう山手通りを歩いていると、ふと目に入ったのは、昔ながらの喫茶店で提供されているようなボリュームたっぷりな洋食とスイーツの食品サンプルが並ぶショーケース。
どれもとても美味しそうで、入店前から期待が高まり、思わずおなかが鳴ってしまいそう。
電子タバコは喫煙OK!フロアで区切った分煙の店内
昔の喫茶店は店内でタバコを吸うことができましたが、昨今喫煙者はすっかり肩身が狭くなってしまいましたね。
同店は電子タバコのみ店内で吸うことができるのですが、煙の少ない電子タバコであってもしっかりとフロアが分けられ、タバコを吸わない人への影響を最低限に抑えています。
時折展示イベントも開催!アートギャラリーとしての側面も
訪問時はイベントが行われていませんでしたが、同店では時折アート作家の展示会が行われており、個性豊かなアート作品を楽しむことができます。
イベント非開催時でも店内のところどころにユニークなアート作品が飾られているので、ぜひチェックしてみてください。
カラフルな見た目が美しい「ノスタルジックサイダー」
SNSで“写真映え”を狙う投稿が多くあったころ、たくさんのカフェ・喫茶店フリークが求めたであろう、目を惹くカラフルな見た目が特徴の「ノスタルジックサイダー」。
ポップな見た目に反し、その味わいはどこかビターで甘酸っぱく、ゼリーを使ったスイーツドリンクというよりは清涼感のあるソーダ水そのものです。
まるでモザイクアートのように重なる小さなゼリーキューブを沈めたその美しいビジュアル。
グラスそのものが大きなキャンバスになったかのような、“アート喫茶”ならではの独創性と芸術性を感じる1杯となっています。
季節限定フレーバーも登場するクリームソーダ
喫茶店の定番ドリンク「クリームソーダ」は、季節によって限定フレーバーが登場するところもポイント。
初回訪問時に飲んだ桜のクリームソーダは、何度も同店へ足を運ぶ中でも一番のお気に入りとなっています。
目黒川の桜を楽しめる時期に足を運び、喫茶店の中でもお花見を楽しみたいですね!
純喫茶のようでそうではない。店内でお酒も楽しめる
先進的なアート作品が飾られていること以外は昔ながらの純喫茶そのものといった雰囲気の同店ですが、“純喫茶”という定義に当てはまらないのは、店内でお酒を楽しむことができるところ。
食事、スイーツ、コーヒー、お酒。オーダーするものやシーンごとに姿を変えるその様は、お店全体が仕掛けアートになっているかのようにも感じられます。
この記事を読んで「アート喫茶 フライ」さんへ興味を持ったという方は、ぜひ一度足を運び、ノスタルジックでアーティスティックな空間でゆったり過ごしてみてください。