食事中の方や、グロテスクなものが苦手な方は閲覧注意です。
男子なら誰しも憧れる夢。
身体に「化け物」住まわせたい!!!
体内に巣食う化け物の力を借りて戦う、みたいなのってカッコいいですよね。
僕も昔はそういう「なにかを飼ってる感」を演出したくて、右腕のホクロを線で結んで「封魔の印(ほうまのしるし)」って呼んでました。(イイ感じの三角形になるんですよ)
当時はよく「命を喰らう悪魔」を封印していたものです。
しかし僕も大人になり、厨二臭い憧憬はもはや過去のもの。
ゴツい鎖を見てもトキメクことのない毎日の中、ふと思いました。
身体の中に他の生き物がいるって怖くない?
すっかりつまらない大人になってしまった僕は、そんな現実的な脅威に怯えています。
しかし、嫌悪していても臭ければ嗅いでしまうのが人の性。
怖いもの見たさから思わず来てしまいました。
目黒寄生虫館
目黒寄生虫館とは
目黒寄生虫館は、世界で唯一の寄生虫学専門の私立博物館で、都内屈指の珍スポットとして知られています。
デートスポットとしても人気で、僕が行ったときもカップルの割合多めだったのが印象的でした。
入館料は無料、建物の1F、2Fが展示フロアとなっており、中にはゾッとするような標本や資料が展示。
入館無料の代わりに1階には募金箱が常設、余裕のある方はぜひ。
展示以外にも研究などを行っていて、現在館内で展示されているアニサキス特別展などもそのうちの一つです。
1階の雰囲気
勢いで来たものの、寄生虫なんてぎょう虫ぐらいしか知りません。
実際にはそのぎょう虫すらも見たことがないので完全に未知の領域です。
1階は寄生虫の多様性がテーマ。
展示フロアの小ささの割に、ものすごい数の寄生虫が。。。
中央に標本が並んだショーケースが置かれていて、壁にはその説明資料などが飾られていました。
アグレッシブな寄生方法を取るペンネラのホルマリン漬け。
使徒みたいでカッコいいですね。
耳から出てきてアドバイスしてくれそう。
それにしても、ホルマリン漬けなんてミュウツー以外で初めて見ました。感動。
一口に寄生虫と言っても生態、何に寄生するのか、など様々な分類があるようです。
1階:人の寄生虫
寄生部位別のパネル、首みじけぇ~~~~~。
こういう牛のランチョンマット使ってたの思い出しました。
200種以上のうち、代表的なものを展示しているそうです。
長い紐状のは条虫と呼ばれる寄生虫。
大腸小腸に寄生するみたいですね。
体内で成長するにしても、デカすぎる。
う○こと一緒に出てくるんでしょうか…(めっちゃムズムズしてきた、ケツが)
他にも「シラミ」や「ぎょう虫」など有名なものから、「回虫」とかいう「メン・イン・ブラック」ライクなものも。
1階:魚の寄生虫
この目黒寄生虫館のロゴマークにもなっている「フタゴムシ」
1匹の蝶のような見た目ですが、実は幼虫のときに出会った2虫が結ばれて1体になった姿らしいです。
素敵か。
幼馴染との一途な恋愛が一番良いんですよね、身体に。
「俺の名前は双子 二男(ふたご にお)。どこにでもいるごく普通の寄生虫だ。そんな俺には幼馴染がいる。いるんだけど…」
次のコミケはこれで行きます。
2階の雰囲気
2階は人体に関わる寄生虫がテーマ。
また展示の他に、寄生虫学の歴史コーナーや蝋模型、グッズの販売所も設置されています。
そんな中でもとりわけ目を惹いたのがコチラ。
2階:8.8Mのサナダムシ
長すぎ
8.8メートルのサナダムシらしいですけど、これが人体から回収って全然ピンとこない。
リアルに邪王炎殺黒龍波ぐらいの長さなんじゃ?
ちなみにこれの宿主である男性は3ヶ月間自覚症状はなく、う○こ中に初めて気づいたみたいです。
んなアホな。
2階:ぎょう虫
検査でお馴染み、ぎょう虫のコーナー。
初めてみましたが、意外と大きい。
「夜間に肛門から這い出てその周囲に産卵する」って無茶苦茶すぎない?
とはいえ現在ではその寄生率は1%以下となっているので、一安心。
おわりに
こんな感じで軽くご紹介させていただきました、目黒寄生虫館。
昔はよく身体に化け物住まわせてましたけど、現実の寄生虫は想像以上に恐ろしいものばかりでした。
ロイコクロリディウムの映像とかトラウマ。
衝撃体験間違いなしなので、ぜひ足を運んでみてください。
入館無料だからこそ募金で支援
入館無料の方針を一貫して続けている目黒寄生虫館。
しかし寄付による支援がなければ運営を継続させるのは困難と言うことなので、見学の際は募金のご協力も!!
目黒寄生虫館のアクセス・営業時間
店名 | 目黒寄生虫館 |
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住所 | 東京都目黒区下目黒4‐1‐1 |
アクセス | 目黒駅徒歩10分 |
営業時間 | 10:00~17:00 |
休館日 | 毎週月曜日・火曜日/年末年始 (月曜日・火曜日が祝日の場合は開館し、直近の平日に休館) |
入館料 | 無料(ご寄付にご協力ください) |
音声案内 | 03-3716-1264 |
公式HP | 目黒寄生虫館 |